2011年8月末に、ドイツからマイセン磁器製作所の絵付師(磁器の絵付専門職人)マルティーナ・シュヴァルツ氏がマイセン展での実演のために来日し、約1週間にわたって関西エリアの百貨店でマイセンの絵付技術を披露しました。
マイセンの絵付師として活躍する、マルティーナ・シュヴァルツ氏のインタビューをご覧ください。
▲マルティーナ・シュヴァルツ氏
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マルティーナ・シュヴァルツ氏 プロフィール |
M・S : 今まで描いた全ての作品は、どんな作品でも楽しんで絵付をしましたが、一番印象に残っているのは、銅を使ったグリーンの顔料(※)で狩猟シーンを描いたものです。
※ 銅を使ったグリーンの顔料
マイセン磁器の絵付に使用される絵具(顔料)は、全てマイセン磁器製作所オリジナル。銅が原料となった緑(グリーン)色の顔料は絵付が難しく、高度な技術が必要と言われている。
▲実演中のシュバルツ氏
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- 今後、挑戦をしてみたいことはありますか?
M・S : マイセンの絵付師として、絵付を続けていきたいです。 将来もいろいろな種類の絵付の注文をいただき、その時、自分の実力が十分に出せればと思います。また将来結婚もしたいと思っていますが、結婚してもマイセンの絵付師として働き続けたいです。 |
M・S : 養成学校(国立マイセン磁器製作所附属養成学校)でも、日本の陶磁器について勉強をしたので、日本の器のことは良く知っています。今回の日本への訪問で、どんな器に出会えるのかと、とても楽しみにしていました。
実際に来日してみて、本当にいろいろな種類の器があると知り驚きました。実は既に、お土産用に何点か購入もしました。
無地ではなく、色付きの様式化された絵付の器です。
M・S : 今回のマイセン展で、マイセンがいかにたくさんの種類の作品を作っているかを発見してください。
ご覧いただいたマイセンの磁器が皆様のお気に召すものでしたら、うれしく思います。そして購入をしていただいた時には、ぜひ楽しんでお使いくださいね。その器にマイセンのアーティストと職人たちの仕事がどれほど込められているかも感じとってください。