マイセン日本に遊ぶ
日本の伝統とマイセンの技術がひとつになりました
1710年にドイツで設立されたマイセン磁器製作所。
その始まりは中国や日本から海を渡った東洋磁器にありました。「冬の三友」(松竹梅)、「竹に虎」、「梅にウズラ」などマイセンが学んだ日本の柄は数えきれないほどです。日本の絵柄を描くことは今日でもマイセンの大きなテーマであり、ひとつのジャンルになっています。
そのマイセンが鬼才絵師・伊藤若冲の柄と国宝絵巻物「鳥獣人物戯画」をテーブルウェアに写しました。マイセンの人々を魅了した「和」の世界をさまざまなフォームでお楽しみください。
伊藤若冲「素絢帖」版画 カップ&ソーサー・プレート
初期マイセンと同時代を生きた若冲(1716-1800年)。京都錦小路の青物商の長男として生まれ、家業のかたわら狩野派に学びました。しかし、宋・元画に近づきたいという思いから40歳で家業を弟に譲り、生涯妻子をもたず自らの絵画制作に専念。鶏をはじめ数えきれないほど動・植物をモチーフにし、線密な細部描写に創造力を加えた独特の表現世界を築きました。
今回マイセンが取り上げたのは、若冲の「素絢帖(そけんちょう)」です。素絢帖では、通常の版画と異なり、正像の版木の上に紙を置いて擦る方法が用いられました。マイセンのカップ&ソーサーとプレートの上を、愛すべき動物たちが去来しています。
カップ&ソーサー五客組
プレート五枚組
京都栂尾、高山寺の国宝絵巻物「鳥獣人物戯画」和食器
「古都京都文化財」として世界遺産に登録されている京都・栂尾(とがのを)高山寺。創建は奈良時代と伝わっていますが、実質的な開基は鎌倉時代の明恵上人(みょうえしょうにん)です。国宝絵巻物「鳥獣人物戯画」はこの高山寺に伝わっています。甲・乙・丙・丁の四巻から成りますが、各巻につながりはなく、平安時代から鎌倉時代(12-13世紀)にかけて複数の作者によって描かれたと考えられています。
動物や人物を戯画的に描いていることから、「日本最古の漫画」と言われる鳥獣人物戯画、今回は長角皿と茶碗にそれぞれ呼応するシーンをデザインしました。茶碗は従来の「煎茶椀」よりもお茶がたっぷりはいるように、もともとのコーヒーカップから取っ手を取り、「洋」を「和」にアレンジ。長角皿はデザートにもお使いください。
茶碗五客組
長角皿五枚組
販売店舗
- 日本橋三越本店
- 髙島屋京都店
- 大丸心斎橋店
- 大丸神戸店
- そごう神戸店
- そごう広島店
- 遠鉄百貨店
- 高松三越
- 数に限りございますので品切れの場合はご容赦ください。
- すべて手作りで制作されるため、色・柄・サイズが多少異なる場合がございますので、ご了承ください。
- ご覧いただいている環境により、写真と実物の色合いは多少異なる場合がございます。