18世紀のヨーロッパ磁器芸術の頂点と言われる「スワンサーヴィスセット」。オリジナルは2,000以上のピースから成り、現在完全な形では遺されていません。マイセンの監督官であり、ザクセンの財務大臣であったハインリッヒ・フォン・ブリュール伯爵の注文により創作されました。伯爵の庭園の噴水や、ブリュールという名前が「湿地」に由来することから、「水」をテーマに、永遠の命の象徴とされるスワン、ガラテア、魚、貝などが立体的に表現されています。白磁でご紹介する「スワン ホワイト」。優雅なスワンがくっきりとレリーフに浮かび上がりこの上なくエレガントです。